た ゆ た う 。 |
大晦日ですね。
携帯電話を、デパートのエレベーターの、扉の隙間に落としました。 アクロバティックだった。わたしの携帯。 音もなく闇に消えてゆきました。 というわけで、こんな年の瀬にわたし電波が繋がりません。 明日の夕方までには復活させる予定。どうにかこうにか。 2、3階分は落ちてったはずなので、大破してるかもしれません。 粉々だったら面白い。 誰が見てるかわからないけど、わたしの番号を知っている皆々様。 データ飛んだら、助けてください(笑)。 こんな日にこんなことがあるなんて。 ほんの小さな数センチに吸い込まれちゃうなんて。 一年分の厄落としということで、 きっといろんなもの、持って行ってくれたと思うんだ。 ありがとうよ、電話さん。 そんなこんなで、2009年。 いつもいつも一番濃く思うのは、幸せなのか不幸せなのか。 うーん、やっぱり幸せかしら。 生きてるんならね。 訃報が多い年でした。 いのちの境目ってなんだろうと、たくさん考えました。 だけどそれはとてもあやふやで、 わたしの中で誰かの中で、 息をし続けるものだった。 わたしたちは間違いなく、 人生の先輩方のいのちで作られている。 そんな当たり前の事を、実感する年でした。 そして唄いました。ようやっと唄いました。 ずっとあわぶくのように、溢れ出てしまっていた気持ちを。 自分の手足で唄いました。 流れ出した気がしました。 水が動き始めた気がしました。 大切なことだった。 弾き語りで唄い始めました。 一年経ったというのにも関わらず、まだまだまだまだ過ぎるけど。 弾くと決めて良かったと思う。 コンプレックスは消えるものじゃないけど、 生まれて初めて、ピアノを弾くこの手があって良かったと思った。 だって紡いで行けると思った。 ちいさな唄を、それでもわたしは。 ***** 本当に欲しいものは、欲しがらなくっちゃだめなんだってこと。 24年間生きてきて、わたしは初めて知りました。 それは本当に欲しいものが、今までずっと手のひらにあったということだ。 なんてぬくぬくと生きてきたんだろうと思いました。 そしてこんなに強く想う気持ちが、この世の中にあるなんて。 そんなことですらわたしは知らなかったのでした。 こんなに大切なこと、知らないままでいなくて本当に良かった。 傷つけなくちゃわからないことも。 傷つかなくちゃわからないことも。 知らないままで居たかったと、ずっと思っていたけれど。 そんなことはなかったんだね。 周りはとてもあたたかくて、 いくら思っても足りないくらいに恵まれていて、 顔はほころんでしまうけど、 笑ってもらいたいな。 いつも優しすぎる人たちに。 荒削りでも、恩返しをしたいのです。 いつも本当にありがとう。 時間はいつも今だって、さらさらと音を立てて流れてゆきます。 いつも今日より少し後ろを歩いていました。 見えない未来が怖くて、ただ見えるだけの過去を眺めていました。 明日がわからないのは、きっと悲しいことじゃないんだよ。 明日がわからないから、今日もわたしたちは夢を見る、 明日も、明後日も。 わたしが考えていたよりずっと、 多分人って強いんだ。 それはわたしが今、しあわせだから言えることなのかも知れない。 それはわからない。 だけど、だけど、今強くそう思うから。 そんな今が、わたしは本当に欲しかった。 すべてにありがとうを。 2010年になったらすぐに、25歳になります。 強く優しく逞しく。 しなやかな女になりたいです。 そろそろなってもいい年齢かと(笑)。 がんばろう。 大切なものを大切にします。 どんだけ大切か。こころに留めて生きたいです。 改めまして皆々様へ。 いつも本当にありがとうございます。 おかげさまで唄えてます。 どれだけ心強いか。どれだけあたたかいか。 返せるわたしになりたいです。 頑張るからね。 2009年、本当にお世話になりました。 不束者ではありますが、 2010年も、どうぞよろしくお願い致します。 良いお年を、お迎えくださいね。 さぁ、 小さく生まれ変われる日がやってきますよ。 何も変わらないのは世界の方です。 つるんと空が変わるのを、 今年もしっかり見詰めましょうね。 ね。
by asami-yamamoto
| 2009-12-31 02:57
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